1979年の旧・日本電信電話公社による自動車電話サービス事業の開始から、電電公社と事業を引き継いだNTTが自動車電話事業を独占していたが、1988年から1989年にかけて、旧・IDOや旧・DDIセルラーが新規参入を果たし、初期費用や通話料金などの引き下げ競争が始まり、今まで、企業の経営幹部層(エグゼクティブ)にほぼ限られていた自動車電話のユーザーが、土木工事現場の連絡用などにも広がりを見せるようになった。
その中で、1989年、画期的な小型携帯電話「マイクロタック」が発売され、NTTドコモ(1992年NTTから分離独立)も同様の小型携帯電話「mova」を開発して対抗した。
日本での携帯電話の歴史(2)へ続く